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​詩

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喜びの果てにあるものは歓喜ではない/夏の終わりはさざめき暮れる/取り残される向日葵はしっかりと背丈を揃え……

ちいさな鏡はくたびれた雑貨とともに打ち捨てられて忘れられていた。鏡はその表面に外界を映すことができたが、彼はそれがただの幻であることをよく知っていた。……

邪悪が、そこらじゅうで楽しそうに跳ねている。邪悪は鞠の形をしており、ふわふわとした黒いなめらかな毛がその身を覆っている。撫でてみると心地が良い。……

黒い表紙の手帳を開けばそこ一面に書いてあったものです/筆跡のていを成していないそれは私の日記でした/眺めている…眺めていた。……

はじまりとは触れられないことだ。そして何かが終わるとき、私達はようやくそれに触れることができるんだ。触れたかった。……

「等身大の自分」で生きることはあらためて難しいのでオルタナティブな在り方を確立するのが最適解ですね。……

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