もう2024年が過ぎようとしている事実にやや驚いています。
まさしく光陰矢の如し…。
なので、今年のこと&今年リリースした曲の振り返りをします。
3月:「死と生」
2023年夏~2024年初春に怒涛の勢いで制作した作品群を収録したアルバムです。
いてもたってもいられない衝動に突き動かされての制作でした。
飲まず食わず寝ずで作りました。
何かに取り憑かれていたのではないかと今でも思います。
(身体に悪いので今は気を付けています)
制作スケジュールは尋常ではなく過酷でした。
2週間で7曲の再ミックス・マスタリング、一部の楽曲の再レコーディング・編曲、新曲1曲の制作、はっきり言ってこんなことはやるものではありません(白目)。
過労、その一言です。
しかし、おかげでどの曲にも魂が入りました。
そしてこのアルバムを世に出したことで私の戦い、クリエイターとしての自己問答が始まったのでした。
詳細はこの先から書いてあります。
4月「Angel's Stuck」
一度ボツにしていた曲なのですが、友人に聴いてもらったところ好感触で、リリースに踏み切った作品です。
ボツにしていた理由は
「この曲はナンセンス系なので、2ndアルバム「死と生」の強いメッセージ性に勝つことが出来ない」
という私の中の課題があったからです。
正直なところ、2024年が終わろうとしている今でも「死と生」に勝つことが困難で、なかなか新作が作れる心境になりません。
「完全に納得いくものをこの世に生み出すことが出来た」というのはクリエイターとしてはとても嬉しいことですが、そこから先を歩むことはやはり尋常でないことであると感じます。
ある意味、ここから先が真の戦いなのですね。
さて、楽曲としては美しさ、安らぎ、いくらかの狂気、そしてナンセンスさを前面に押し出したものとなっております。
タイトルの「Stuck」はゲーム用語の「スタック」から取っていたりします。
5月:「mistletoe」
この曲のテーマはあまりに壮大過ぎたので、もう少し歳をとってからもう一度題材にしようと考えています。
余談ですが「人は思考により一大体系を築くことが出来る」ということを最近考えています。
例えば、その体系は人によっては壮大な長編作品だろうと言えます。
つまりはライフワークですね。
この作品で表現しようとしたものは当面追求することになるかもしれません。
今後の作品でもまだまだ拙いところが出てくる可能性がありますが、一人のクリエイターの辿る人生の過程として見守って頂けますと幸いです。
11月:「ながはすかが」
飛んで11月。
「死と生」で体力と頭の中の全てを一旦吐き出したので休養が必要であるとの判断でした。
また私生活が多忙でもありました。
さて、こちらホラー作品ではありますが「遊び」を全面にフィーチャーした作品でもあります。
制作は全体的に楽しくやれた記憶があります。
ビックリがダメなので積極的には楽しめないのですがホラーは好きなジャンルです。
クリエイターとしてのここから道筋は険しいものかもしれません。
「死と生」に対し、決着をつけなければならない。
しかしどうやればいいか分からない。
12月の今でもそんな感じです。
リリースした作品数は2023年より大幅に減りましたが必然のこと。
やや「mistletoe」の項目で書いたことの繰り返しになりますが、一人のクリエイターの辿る人生と自己問答、それが2025年の大きな流れになるでしょう。
私Fuuがこれまで表現してきたもの、これから表現していくものにどう結論を出すか。
そしてその結論はどう移ろいゆくか。
どうか、楽しみに待っていてください。
身体を大事にしつつがんばります!