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理性と意気地

  • violetapplemachine
  • 6 日前
  • 読了時間: 1分

無限に拡張され続ける思考に我が心身は磨耗し、ついに限界に達し破裂した。


その散り散りになってゆく肉片となり私は考え、口上を続ける。


--しかしながら理性を以て私は確かに世界をこの手で掴んでいたではないか。

生命と運命の連関。


なるほど人間は世界を無限に拡張し続けることが出来る。


しかしその場合、いつか理性はついに身体を破壊するだろう。


ただ、破裂した肉体の、その塵に近い肉片に残された最後の意気地だけは、私のものである。


そして、それは魂にも理性にも非ず。

 
 

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POETRY ORGANISM

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